1949-11-15 第6回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第5号
その窮余の一策としまして、先般十月の四日に一応一般の漁業者に比べてこの引揚者が如何にも不利な立場にあるのだ、これは当然なことでありますけれどもその理解が資材調整事務所長などにおいては足らんのではないかと考えまして、特にそういうふうな注意も喚起いたしまして、そうして資材調整事務所の方で特別に丁寧に面倒を見るような通牒を出したのであります。
その窮余の一策としまして、先般十月の四日に一応一般の漁業者に比べてこの引揚者が如何にも不利な立場にあるのだ、これは当然なことでありますけれどもその理解が資材調整事務所長などにおいては足らんのではないかと考えまして、特にそういうふうな注意も喚起いたしまして、そうして資材調整事務所の方で特別に丁寧に面倒を見るような通牒を出したのであります。
記 一、曩に設定せられたる引揚者特別枠及び二十三年一七月、第二・四半期割当通牒に基く中から既存業者に転用せられたる分は二十四年度第四・四半期分に於て返還せしめ速かに配分割当すること、 其の転用分の資料を参議院に提出すること、 二、第四・四半期割当に関しては各資材調整事務所長に決議の主旨を充分納得せしめ、新規申込み分については、厚生大臣の認可せる各県厚生連盟を県諮問委員会に出席せしめ万全を期する
だから通牒一本ということでなくて、今度は本当に次官が今言つたように審議会の決議を十分に酌んでおられるならば、あの通牒を出して、その次に資材調整事務所長に対して資材課長は、あの通牒によつてどれ程の品物が引揚者に渡つたか回答せよ、こういうような技術的な方法かあると思う。そういうことを真剣に考えて頂くならば、あなたはおやりになつた筈だ。
○説明員(石川東吾君) その点は私日は忘れましたが、確かに伺いまして、そういう趣の通牒を地方の資材調整事務所長に出しました。これは先程淺岡委員がお見えになる前にもちよつとお答えしたのですが、結局当時は一応引揚者の枠はこれこれお前の方の事務所に出すんだが、若しそれが十分間に合つて、尚余りある場合には外の方に使つてもよろしい。
○説明員(石川東吾君) 先程申上げましたように、資材の割当の実務は、水産庁がどこまでも大枠を地方の府県に出し、府県の資材調整事務所長にその割当を委かすという建前を採つておりますので、結局水産庁としましては、各資材調整事務所長に抽象的に、この引揚者に対する割当を考えて貰いたいと、こういうことを示すよりいたし方がないのであつて、一拳に各資材調整事務所長に何割を出せとかいうようなことはできないわけであります
八郎君 城 義臣君 下條 康麿君 堀 眞琴君 三好 始君 証人 東京大学教授 田中 二郎君 日本製鉄株式会 社常務取締役 永野 重雄君 東京商工会議所 常務理事 吉坂 俊藏君 全逓組合副委員 長 高原 晋一君 農林省佐賀資材 調整事務所長
○堀眞琴君 私簡單なことをお尋ねしたいのですが、先ず資材調整事務所長の吉田さんにお伺いするのですが、先程は出先機関のことについての御説明があつたのでございますが、地方官廳の行政機構、特に機構の三割節減、人員については一般会計で三割特別会計から二割というこの整理につきまして、出先機関としてのあなたの僞りのない御意見を承わりたいと思います。
併し実際の事務処理というものは、資材調整事務所が発券しなければならん立場に置かれておりますから、その配分が決まつた上で、最後の事務的処理は中央の資材調整事務所長が責任を持つて発券という方法を取ればいい。それ以外にないじやないかと考えられますが、その点は課長の肚でそういうことを檢討してみようという氣持があるならばこの際承わつておきます。
併し私北海道の資材調整事務所長をやつておりましたので、いろいろ引揚者の漁業に関する資材問題については一應の常識的な認識は持つているつもりであります。從つてこの資材問題については相当眞劍に考えて行かなければならない、こう心掛けておりますが、ただ從來のいろいろな行き掛かりがあるようでございます。
よし又そういう人がなくても、いわゆる縣において許可も得ないで、いわゆる鉤を以て生業とし、一家族五人、六人と育てて行くことのできるその一つの大事な資材というようなものも、これは若し農林省の資材調整事務所長が、これに対していわゆる友愛の精神があるならば、適当なる方法を以てこれに資材を割当てることができる筈である。